ファクタリングって即日資金調達できるって本当?

近年、利用者が増えているファクタリング。『今すぐに資金が必要』『即日で資金調達をしたいのに、金融機関の融資に通らなかった…』今回はこんなお悩みを抱えている方へ、即日でファクタリングを利用するための方法を徹底解説していきます。数年前まで、ファクタリングといえど、資金調達までに数日は時間を要していましたが、オンライン化が進み、ここ最近では最短2時間で資金調達ができるファクタリング会社も出てきています。

【ファクタリングが即日で資金調達できる理由】

資金調達の主流である『銀行からの融資』ならば、数週間~1か月、金融機関以外の『クレジットカード会社』『消費者金融』『信販会社』などが提供するビジネスローンでさえ、数日を要するのが普通です。ファクタリングが即日現金化できる理由はそれらとのしくみの違いがあるからです。

【ファクタリングの審査基準】

▶『売掛先の信用力』がカギ

銀行など金融機関の融資の場合、借入しそれらを返済する義務が生じるのは自社であるため、審査されるのは自社(利用者)となります。そのため、経営状況などによっては審査に時間がかかったり、審査が通らないといった場合がありますが、ファクタリングの場合は売掛債権の売却後、売掛金を支払うのは自社ではなく取引先(売掛先)であるため、自社よりもそちらの会社の信用力について審査します。取引先の信用力が高ければ高いほど、審査はスムーズに進むと言えるでしょう。

▶売掛金の額

『売掛金の額が少なすぎる』場合、ファクタリング会社は手間やリスクの割に儲けが少なくなってしまうため、審査が通らない場合があります。ファクタリング会社によって取引額の上下限を提示している所があるので、それらを参考にして申し込むのが良いでしょう。

▶担保・保証人が不必要

他の資金調達方法の場合、担保・保証人が必要であり、それらの審査にも時間を要しますが、ファクタリングは『借入』ではなく、あくまで『債権の売却』であるため、これらは不要としています。

▶償還請求権なし

担保・保証人同様、他の資金調達方法はほとんどの場合が『借入』であり、償還請求権(ファクタリング会社が資金を取引先から回収できない場合に申し込みした会社がそれらを返金する義務)があります。そのため、それらを返金する能力がその会社にあるのかどうか、審査に時間を要しますが、ファクタリング契約の場合、通常は『償還請求権はなし』であるため、それらの審査にも時間を要しません。

【ファクタリングで即日資金調達をするコツ】

▶申し込みは午前中に

午前中に申し込むことで、営業時間内に審査・入金が完了する可能性が高くなります。一方、営業終了間近や土日などは銀行などの営業時間の関係もあり、即日入金が難しいケースがほとんどなので、申し込み時間には注意が必要です。

▶2社間ファクタリングを選ぶ

ファクタリングには『2社間ファクタリング』『3社間ファクタリング』がありますが、3社間ファクタリングの場合、自社とファクタリング会社以外に自社の取引先(売掛先)の承諾も得る必要があり、それらの確認に時間を要します。スムーズに資金調達を進めたいのであれば、取引先(売掛先)にファクタリングの承諾を得る必要がない、『2社間ファクタリング』で手続きを進めるのが良いでしょう。

▶オンライン上で手続きが可能かどうか

書類などに不備があった場合、対面や郵便を利用しているとそれだけで時間を要して今います。オンライン上で全ての手続きが可能な場合はそれらの手間が省けるため、手続きがスムーズに進みます。

▶複数の業者の中から選ぶ

会社によって審査基準やスピードは異なります。複数の会社に同時に申し込みできるだけスムーズかつ手数料などが適正な会社を選ぶことで、その後の手続きなども円滑に進むでしょう。

▶債権譲渡登記不要な会社を選ぶ

ファクタリング会社としては債権の二重譲渡を防ぐため、登記を必須にしているというところもありますが、取引先に知られてしまうリスクが上がるだけでなく登記の手続き完了までに時間がかかってしまいます。

▶売掛債権は取引先(売掛先)の信用力が高いものを選ぶ

ファクタリング会社は売掛金を回収できなければ大きな損失を被るため、売掛金を払う取引先の信用力をかなり重要視しています。複数の売掛債権がある場合はファクタリング会社の審査をスムーズに進めるためにも取引先の信用力が高いものを選ぶのがよいでしょう。

【Q&A】

Q.個人事業主でも即日でファクタリングができますか?

A.個人事業主でも、起業したばかりでも、赤字経営でも『取引先の信用力』があればファクタリングを利用して最短即日で入金してもらうことが可能です。ファクタリング会社によって債権売却の金額の下限上限は異なるため、それらの条件を満たすファクタリング会社を選ぶのがよいでしょう。

 

Q.土日や夜間にファクタリングを利用することはできる?

A.対応しているファクタリング会社がないわけではありませんが、提供している銀行が営業時間外の場合は、入金が翌営業日になるケースがほとんどです。

 

Q.ファクタリング会社を複数同時に利用することはできる?

A.複数同時に利用することは可能ですが、すでに他社に売却している売掛債権を売却することはできません。2重譲渡は詐欺罪に当たる場合がありますので、複数のファクタリング会社を利用する際は細心の注意を払うようにしてください。